多数の遺伝子情報を一斉に解析できるDNAチップは、基礎研究用として使用され、ゲノム関連の基礎研究に大いに寄与している。その市場は現在、数百億円規模と言われており、今後テーラーメイド医療や創薬開発のキーツールとして、急激な市場の拡大が期待されている。そのため、多くの研究機関やメーカーで種々のDNAチップが開発され、製品化されている。しかし、既存のDNAチップでは、患者に負担が少ない低侵襲な微量検体による解析や、極僅かな遺伝子の存在に関する精度の高い解析に対して検出感度が十分とは言い難い。東レでは 従来のDNAチップに比べ、最高で100倍の検出感度が達成できる技術の開発に成功した。このことは、患者に負担をかけることなく精度が高い検査が可能になるという医療技術の進展、またこれまで検知されなかった低発現遺伝子の検出を可能にすることによって、バイオテクノロジーの更なる進化をサポートするものである。
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