印刷は、インキを1ミリ秒以下で基材に転移して乾燥条件の制御で機能膜を得るプロセス技術である。濡れ、滑り、接着、配向などの機能は界面ナノ層構造の作用であるが、この制御は属人的ノウハウに依存して顕在化されていない。現場技術の顕在化をめざし高速VTR等でプロセス中の材料挙動を追跡しているが、ナノ領域の微妙な緩和挙動は予測を超えたマクロ挙動の変化を生じる。現在、このナノ構造がミクロ組織を経て機能体に変貌する挙動を投入エネルギーと相関させてリアルタイムに追跡する動的計測技術・機器の開発を目指してプロジェクト化の準備を進めている。現場の暗示知を新たな形式知にしたい。本講演が、化学産業のプロセスソリューションのお役に立てば幸いである。
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