二核遷移金属錯体の金属間結合、発光スペクトル、金属錯体による触媒的有機合成反応の理論的研究を紹介する。二核遷移金属錯体の金属間にてういては、どのような方法が信頼できる結果を与えるか、また、どのように金属間結合を理解できるか、解説する。二核金属錯体の発光スペクトルの理論的研究では、Stokesシフトが励起状態での金属間結合の形成に大きく依存することを、励起状態のポテンシャル面から説明する。遷移金属錯体による触媒的有機合成反応では素反応過程の分子論的理解を述べ、さらに、触媒サイクル全体についての理論的研究を述べる。例として檜山らが報告したクロスカップリング反応あるいはニッケル錯体によるアルキンのカルボシアノ化反応を取り上げる
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