近年,無機ナノ粒子は,ナノサイズ化することによりバルク粒子には無い性質が発現することで注目を集めている。特にCu,Ni,Pd,Ag,Pt,Auなどの金属ナノ粒子は導電性材料,磁性材料,非線型光学材料,色剤,触媒としての利用が期待されている。マイクロ波加熱は,従来のような外部から加熱し,熱伝導及び熱対流により加熱する方法とは異なり,電磁波であるマイクロ波が被加熱物内に浸透し,誘電損失,磁性損失により発熱する内部加熱である。このマイクロ波内部加熱を金属ナノ粒子合成に適用すると,短時間でナノ粒子が合成できるだけでなく,均一な核発生と粒径成長により粒径が精密制御され,粒度分布が狭いナノ粒子の生成が可能になる。本講演では、マイクロ波駆動化学を用いた金属ナノ粒子の合成法と、その粒径制御技術を紹介する。
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