我々が開発中のCAST/CNMRシステムについて,その考え方と応用について紹介する。一般に,化合物を同定する際に同一条件で測定した13C NMRsの化学シフト値が1ppm以上異なることは構造的に異なる可能性を示唆し,それ以上の大きな違いは,溶媒等の測定条件が異なっていても,帰属の訂正や構造を再考する必要性を示す.我々は13C NMR化学シフトに影響を与える立体化学をはじめとする種々の要素を適切に考慮することで,こうした実践的な構造解析の要求に適う精度で13C NMR化学シフトを予測できるシステムとしてCAST/CNMRを開発した.本講演では,CAST/CNMRの基本的な考え方と応用例に加え,データベースに基づく他システムとの比較や,分子力場・分子軌道計算による予測との比較についても紹介する。

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