無機材料のナノ構造化によって特性が向上する電気化学エネルギーデバイスとして、湿式および色素増感太陽電池やリチウムイオン電池などの電極が挙げられる。
本研究では、ナノ構造化のプロセスに、層状構造を有する金属水酸化物塩の結晶成長を利用し、従来の手法では得られないような特異な形態を有する金属酸化物膜の合成に成功した。
特に酸化亜鉛(ZnO)では、マクロおよびナノスケールでの2段階の多孔質構造制御ができ、これを用いた色素増感太陽電池は従来報告されている変換効率を大きく上回る4.1%を記録した。
また、酸化ニッケル(NiO)のナノ構造膜はリチウム電池の電極として有望であることを見いだした。

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