自然界では、球状ウイルスやクラスリン粒子などに見られるように、生体分子のプログラムされた自己集合により様々なナノ構造体が自発的に構築されている。近年、このような生体分子の自己組織化を利用もしくは模倣し、人工のナノ構造体をボトムアップ方式により構築する研究が注目を集めている。我々は、自己相補的なsticky-endを持つ三叉路DNAを形成するように分子設計された三種の30-mer オリゴデオキシリボヌクレオチド(ODN)を自己集合させることで、球状集合体Nucleo-cagesが構築できることを明らかにする。このNucleo-cagesは、DNA濃度に依存して数十nm〜数μmの範囲で粒径を制御することができ、色素などの内包および徐放ができる。また、ソラレンとの光反応によりNucleo-cagesの表面を糖鎖などで機能化できることを示す。

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