肉眼では見えないミクロからナノメートルレベルの大きさを持つ生命構造体に直接触ることのできる顕微鏡として原子間力顕微鏡が注目されている。この顕微鏡は先端の半径がタンパク質の大きさほどの探針を使って試料のごく近くまで接近し、試料と探針の間に働く引力や斥力を検知するので、試料表面の凹凸はもとより、試料の硬さや探針との間のまさつ力を調べることができる。ひいては試料に穴を開けたり、開けた穴から試料内部にある分子を拾い出してくるなど、いろいろな使い方が考えられる面白い顕微鏡である。今回は当研究室での開発事項を中心として原子間力顕微鏡によるナノテクノロジーを紹介する。


閉じる