細胞はそれ自体高度に組織化された素子と考えることができ、この機能を工学的に利用することにより、新しいバイオデバイスが創製できる。この細胞チップ・デバイスは、第一世代のDNAチップ、第2世代のプロテインチップに続く第3世代のバイオチップと考えられており、さまざまな試みがなされている。また、細胞デバイスと遺伝子工学との融合が進展した集積型マイクロバイオデバイス開発も進んできた。従来の遺伝子工学的操作法に比較し、集積型細胞デバイスを使用すると網羅的で迅速な遺伝子解析が可能なことから、薬剤のハイスループットスクリーニング等への応用が期待されている。また、遺伝子工学的に特異な機能を付与された細胞は、特殊なセンサ素子として機能することから、新しいマイクロバイオアッセイデバイスへの展開も注目されている。ここでは、マイクロ電極システムを用いた集積化細胞デバイス開発に関して最近の研究を紹介する。
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