微粒子合成に利用されるプロセスの多くは、多量の高分子安定剤や界面活性剤を使用するため、環境負荷が高いばかりでなく、不純物の残存が常に問題となる。清浄な界面を持った機能性粒子の合成を行うクリーンプロセスの開発は、環境負荷の低減を図るとともに、微粒子材料の応用にとっても重要である。講演では、水溶液溶媒を用いた新しいソープフリー乳化重合やゾルゲル法による高単分散性粒子の合成法と粒子生成機構ならびに粒径の制御法について解説する。さらにはこれらの手法に加えて、共沈法、均一沈殿法あるいは水溶液中での還元反応を利用した蛍光、磁性、金属などの機能性粒子の合成法や有機ポリマーとの複合化法について説明する。また粒子形状・形態など高次構造の制御法や多機能化、最近の粒子の自己組織化による構造制御への応用などについて紹介する。
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